最近はマンガを読むことは少なくなってきているのですが、ネット広告につられて買ってしまったこのマンガ。
3巻が発売されていました😄
「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」です。
ネット広告では主婦ブロガーがネット炎上について弁護士に相談しているシーンがよく出ていましたね。
ネットでの炎上やアンチコメントなど、インターネットやSNS上でのトラブルについてわかりやすく描かれています。
情報開示請求の流れや進め方などをわかりやすく説明してくれているので、頭に入りやすいんですよね。
実際には弁護士への相談から調停・裁判、和解にいたるまでにかなりの時間と労力が費やされると思いますが、ダラダラと続くのではなく、展開が早いのでとても読みやすい内容になっています。
「しょせん他人事ですから」 読んだ感想
3巻ではアイドルへの誹謗中傷についてのお話と、「改正プロバイダ責任制限法」についての内容がメインでした。
読んでみた感想ですが、「裁判や調停になると、加害者だけでなく被害者も大きなダメージを受けるのだ」ということです。
1巻で主人公の弁護士がなぜ炎上やネットトラブルに対して情報開示請求が少ないかを相談者に説明していますが、これに尽きると思います。
「金がかかり 時間がかかり 何より自分の精神が削られる。しんどいんですよ」
加害者側が訴えられてダメージを受けるのはわかるのですが、訴えた被害者側も経済的・精神的なダメージが大きすぎる。
3巻では被害者が加害者にたいして「結果的にさらしあげて不幸にしてしまった」と涙を流すシーンがとても印象的でした。
「裁判を起こしてもどちらも幸せになれない」というのはとてもつらいことですが、知っておくべきことだと思います。
ネットリテラシーについて考えるきっかけにしてほしい
わが子はもうすぐ中学生。
ネットやSNS、ゲームなどを通して世界中とつながること、トラブルに巻き込まれたり危険も多いことは何度も説明していますが、それでもやはり実感はできていません。
まだ少しむずかしいかもしれませんが、中学生になるころには子どもにもこのマンガを読んでもらうつもりです。
ネットリテラシーについて考えるきっかけにくれればと思います。